手巻き、自動巻き買うならどっちだ!
機械式時計は2タイプ
前回に引き続き時計の種類についてです
今回は機械式時計についてもう少し詳しく見ていきます
機械式時計の種類は大きく分けて
- 自動巻き
- 手巻き
この2種類に分かれます
以前の記事よりももう少し詳しく特徴、どこがどう違うか、メリット、デメリットなんかも見ていきましょう
違いはゼンマイの巻き上げ方
機械式の腕時計はひげゼンマイを動力としています。上の画像がひげゼンマイです。
これをリューズを回転させて巻き上げるのが手巻き、ムーブメントに内蔵されたローターという部品が回転して巻き上げてくれるのが自動巻きです
画像はオリスの自動巻きムーブメントです。赤い部品がローターです。
これが手につけてるだけで動きに反応してグルグル回転してゼンマイを巻き上げます
現在市場に出回っている時計は8割くらいが自動巻きのようで手巻きは少数派です
自動巻き、手巻き買うならどっち!?
値段もピンからキリまでありますが高価なものが多い機械式時計、いざ買うとなるといろいろ悩む方が多いのではないでしょうか?
時計選びのひとつの基準として自動巻きか手巻きかというのは絶対にチェックするべきポイントだと思います
それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう
自動巻きのメリット、デメリット
メリットは腕につけていればゼンマイ切れの心配が無いこと。
パワーリザーブの時間、巻き上げ効率にもよりますが、普段の生活で日中着用しているだけでゼンマイが巻き上がり週末着用しなくてもOK。
週末は時計をしない方はパワーリザーブの時間は40時間以上のものを選ぶとゼンマイが切れを起こしにくく実用的。
好き嫌いが分かれるところですがローターがクルクル回るのが楽しいっていう人もいますのでこのあたりはお好みで。
デメリットですが手巻きと比べてのデメリットというのはとくに無い気がします
あえて言えばローターがある分、ケースバックからムーブメントが見えにくくなることくらいです。
手巻きのメリット、デメリット
メリットはムーブメントの動きや、美しさを堪能できること。
裏蓋からのぞくムーブメントには各ブランドのこだわりや技術が集約されています。鑑賞する愉しみはより大きくなるはずです。
また、毎日リューズを巻いてお気に入りの時計を腕につけていることを実感できるというのも手巻きのいいところです。
デメリットはやはりゼンマイ切れの心配があるところです。分単位、秒単位でお仕事をされているビジネスパーソンなら、いざという時に時計が遅れて正確な時間を指してなかったら困っちゃうことも多いんじゃないでしょうか?
忙しい人、イライラしてしまう人にはあえて手巻きがオススメ
仕事に追われて忙しいビジネスパーソンには手巻きの時計は実用的ではなく使いづらいのでは?と考えがちですが、ここ数年は携帯電話、スマートフォンの登場で時計を着けない方、見ない方も増えているんじゃないでしょうか?
時計の果たす役割は“時間を確かめる事”から“ステータスシンボル”とか“ファッションアイテム”としての役割が大きくなってきているように思います。
正確な時間を確かめる役割を時計に求めないならゼンマイが切れて時計が動いてなくても問題はありません。
だったら私は自動巻きよりも手巻きをオススメします。
毎日腕につけてゼンマイを巻くことで時計を見て、触れて、感じる時間が自動巻き時計に比べて多くなり愛着も一段と沸いてくると思います。リューズを巻き上げる作業なんて時間にすれば十数秒くらいのものですしね。
手巻きの時計は毎日着用して可愛がることで、日常生活に心の余裕をつくってくれるかもしれません。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ではまた